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 味覚とは、味を感じる感覚のことです。人が感じることのできる味には、甘味塩味旨味酸味苦味の5種類ありますが、私たちは食べ物を口の中に入れた時に味覚という感覚を利用してこれらの味を感知しています。味覚があるからこそ、美味しいやまずいなどを感じることができ、食事に様々な変化をもたらし楽しみを与えます。それでは、食べ物を口の中に入れた時、どのような経路をたどって味を感じることができているのでしょうか。
味覚伝導路@
 最初に味覚を感じる場所は舌にあります。舌の舌乳頭(茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭)にある味蕾という組織が一番はじめに味覚を感知します。そして、舌の味覚を支配する神経は、舌の前三分の一の味覚を支配しているのが鼓索神経であり、舌の後ろ三分の二の味覚を支配しているのが舌咽神経です。これらの神経が、舌の味蕾で感知した味を次の味覚伝導路である延髄の孤束核へと伝えます。
味覚伝導路A
 舌の味蕾で感知された味覚は、舌の前三分の一は鼓索神経によって、舌の後ろ三分の二は舌咽神経によって、それぞれ延髄の孤束核へと伝導されます。この延髄の孤束核には味覚を伝導する神経細胞があり、ここから次の味覚伝導路である視床へと移ります。
味覚伝導路B
 延髄の孤束核に到達した味覚は、次に脳にある視床へと伝わります。この視床にある後内側腹側核に、味覚を伝導する神経細胞があり、ここから最後の味覚伝導路である大脳皮質の味覚野へと味覚を伝えていきます。
味覚伝導路C
 脳にある視床下部にまで伝導した味覚は、最後の伝導領域へと行きます。それは大脳皮質の味覚野です。舌で感知した味覚は、この味覚野に伝わることで私たちは味を感じることができます。
 以上が、味覚の伝導路です。普段は当たり前の様に感じている味覚ですが、その味覚伝導路は思っている以上に複雑にできているということがわかります。
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味覚障害について
 味覚障害とは、甘味、塩味、旨味、酸味、苦味などの味覚に対する感度が低下したり、場合によっては味を感じることができなくなってしまうことです。また、食べ物が持つ本来の味とは異なった味を感じたり、口の中に何も入れていない状態にもかかわらず味を感じたりすることも味覚障害といえます。この味覚障害の原因には、味蕾や味覚関係神経の障害唾液分泌量の減少亜鉛の欠乏などがあります。
味覚障害の原因
味覚関係神経の障害:末梢神経障害と中枢神経障害があります。末梢神経障害とは、上記の味覚伝導路@に挙げた鼓索神経や舌咽神経に異常があり、それが原因となって味覚障害となることです。また、中枢神経障害は、視床や大脳皮質味覚野がある脳に異常がある場合の味覚障害です。つまり、味覚伝導路のどこか一部に異常が生じると、それによって味覚も異常な状態になるわけです。
唾液分泌量の減少:唾液には、味を感じさせる物質を溶かす作用があります。平常時に比べて唾液の分泌量が減少すると、十分に味物質を溶かすことができなくなり、その結果として味覚が変化します。この唾液の分泌量は、加齢に伴って減っていきます。味覚障害が高齢者に多いのは、この唾液の量の減少が主な原因です。
亜鉛摂取量の不足:亜鉛は、舌の表面にある味蕾の新陳代謝を促進する作用があります。したがって、日頃の食生活で亜鉛摂取量が不足してくると味蕾に異常が起こり、その結果として味覚障害となります。また、食生活以外にも食品に含まれる添加物や内蔵機能の障害などによっても、亜鉛摂取量は減っていきます。
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