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平成27年5月15日 『歯の知識』運営者:デンタロウ
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食中毒といえば、飲食店での食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生してしまうことがあります。家庭内での食中毒では、症状が軽かったり、発症する人が1人や2人などの少数であったりすることが多いので、風邪や寝冷えなどと勘違いされて、食中毒とは気づかれずにいつのまにか重症化することもあります。そのような、意外と危険な家庭内食中毒を防ぐための方法を厳選してご紹介します。
肉や魚、野菜類などといった生鮮食品は、温度管理がしっかりされているところで、できる限り新鮮なものを購入するようにしましょう。また、購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包み、他の食品につかないようにして持ち帰ることも大切です。なぜなら、漏れ出た液には食中毒菌が繁殖する危険性があるからです。さらに、表示のあるものに関しては、消費期限や賞味期限もしっかり確認しておいてください。
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加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。もし、食中毒菌がいたとしても、加熱を十分に行うことで、それらの菌を殺すことができます。また、料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品に付いたり、増えたりします。途中でやめるような時は、冷蔵庫に入れるようにしましょう。もちろん、再び調理をするときは、十分に加熱しましょう。電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい食品は、時々かき混ぜることも必要となってきますので注意してください。
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生鮮食品(冷蔵・冷凍が必要な食品)は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう。冷蔵庫の温度は10℃以下、冷凍庫は−15℃以下に設定し、あまり詰めすぎないように(だいたい7割程度が目安)注意してください。細菌の多くは、10℃では増殖がゆっくりとなり、−15℃では増殖が停止します。しかし、細菌が死ぬわけではありませんので、できるだけ早めに買ってきた食品は使いきるように心がけましょう。
食品を扱う前と扱った後は、必ず手を洗い清潔な状態を目指しましょう。また、調理器具も清潔に保つことが大切です。包丁やまな板は、生の肉や魚を切った直後に、続けて野菜や果物を切ると細菌がつきやすくなります。そのつど熱湯消毒をするか、肉魚用と野菜果物用に分けて用意しておくと良いでしょう。また、まな板や包丁、ボールなどの調理器具は、使わない時は乾燥させ、常に清潔に保つようにしましょう。
しっかり手を洗って、清潔な手で清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。温かく食べる料理は常に温かく、冷やして食べる料理は常に冷たくしておきましょう。また、調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません。なぜなら、室温で増殖する細菌がいるからです。素早く調理して、できた料理は出来るで早く食べてしまいましょう。
食べきれずに残った食品はきれいで清潔な食器、皿を使って保存しましょう。残って保存していた食品を温め直す時は、十分に加熱してください(目安は75度℃以上です)。味噌汁やスープなどは沸騰するまで加熱しましょう。最後に、時間がかなり経った食べ残し食品の中で、見た目やニオイなどを嗅いでみて、ちょっとでも怪しいなと感じたものは、食べずに思い切って捨てましょう。無理に口に入れて食中毒になってしまったら大変ですからね。